仙巌園は行きバス・帰り電車が正解|実測4時間の回り方【鹿児島3日目】
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鹿児島旅行3日目のスケジュール概要
2026年6月に行った鹿児島旅行、3日目・最終日の記録です。記事中の価格はすべて2026年6月の訪問時点のものです。1日目(天文館グルメ)、2日目(たまて箱温泉)の様子は前回までの記事をご覧ください。
初日からずっと雨に降られてきたこの旅行、3日目にしてやっと晴れました。快晴とまではいかないものの、部屋から桜島がばっちり見えたときは「やーーーっと見れた!」という気持ちでした。この日は城山ホテルをチェックアウトして仙巌園へ行き、とんかつ川久で締めて新幹線で帰るという行程。一言で言うと「仙巌園を歩き尽くした一日」です。
宿泊した城山ホテル鹿児島の外観朝風呂から見えた桜島と、城山ホテルの朝食
朝はまず大浴場の朝風呂へ。桜島を眺めながらお湯に浸かれるのですが、朝のかなり早い時間にもかかわらず、お客さんがいっぱいでした。みんなやっぱり桜島を見たいんだなあと思いました。前日見れませんでしたもんね。
朝食はカツオの刺身、しゃぶしゃぶなど品数豊富で、オムレツは目の前で要望を伝えて作ってもらえました。ただ、以前に泊まったことのある親いわく「前より量が減っている」とのこと。カツオのたたきはありませんでした。
正直な感想を言うと、量は圧倒的に城山ホテルの方が多いのですが、前日のドーミーインの朝食の方が私は好きでした。(少数精鋭みたいな)
城山ホテルの朝食。オムレツ・しゃぶしゃぶ・カツオ刺しなど品数豊富腹ごなしに城山展望台へ朝の散歩
たくさん食べたので、腹ごなしも兼ねてホテルから城山展望台まで歩いて行きました。朝食後の散歩にちょうどいい距離感で、人もそこそこいました。
城山周辺のルート地図。歩く道の参考に
道中の緑のトンネルのような道路
城山公園の売店前の石畳・つげ細工の店展望台までは、緑に囲まれた石畳の遊歩道が続きます。この日は3日目にしてやっと晴れ。展望台に着くと、桜島がばっちり見えました。
展望台から見た桜島・木の枝がフレームになった写真
展望台旅行動画で何度も見てきた、桜島と市街地を一望するあの景色。それを実際に自分の目で見ることができて、感慨深かったです。よく紹介される景色なだけあって、本当に美しい。初日からずっと雨に降られて、3日目にしてやっと桜島の全景に会えたので、感動もひとしお。
帰り道では、行きにはシャッターが閉まっていたつげ細工のお店が一軒だけ開いていて、親が2人組の女性観光客と共にお話を聞き、薩摩つげの櫛を買っていました。「さつまつげ」と焼き印の入った櫛で、ペイズリー柄の専用ケース付き。2026年6月時点で3,000円でした。木のあたたかみのある、旅の記念にちょうどいい一品です。
さつまつげ櫛・単体
さつまつげ櫛とペイズリー柄ケースチェックアウトと、ドキドキの割引の結果
前日から「割引がちゃんと効いているか」で不安だった精算の結果です。結論から言うと割引はしっかり効いていて、ほっとしました。城山ホテル(2泊目・2名、コンフォート桜島ビューツイン【27㎡】)の内訳はこうでした(すべて2026年6月時点)。
まず、かかった料金がこちら。
- ご宿泊料金(2名):45,000円
- 前夜、ホテルの中華「翡翠廳」でいただいた紹興酒(古越龍山金龍を2杯+薬味セット):1,950円
- 入湯税(大人2名):300円
そして、ここに割引とクーポンが効きます。
- 「夏のかごしま宿泊割」で20%オフ:−9,000円
- 「愛にいこう、かごしま。」(通称・西郷どんクーポン):24,000円分を充当
宿泊割で9,000円が引かれ、領収書上の宿泊代は38,250円。ここへ、事前に用意していた西郷どんクーポン24,000円分を充当しました。
その結果、当日フロントでその場で支払ったのは、合わせて14,250円です。
- ギフト券:4,000円分
- 現金・カード(ICOCA):10,250円
つまり、宿泊代・紹興酒・入湯税で本来47,250円かかるところを、宿泊割とクーポンでぐっと圧縮し、その場での支払いは14,250円で済んだ、というわけです。
とくに効いたのが西郷どんクーポンです。これは4,000円分を2,000円で買える(要するに半額の)宿泊クーポン。24,000円ぶんを使ったので、実質12,000円の負担で24,000円を値引きできた計算です。宿泊割の20%オフと合わせると、45,000円の部屋にかなりお得に泊まれました。
「割引がちゃんと反映されているかな」と、まだか、まだかとフロントでの精算を待ちましたが、無事すべて効いていて、思わずほっと息をつきました。支払いに使ったICOCAは、WESTERゴールドカードからチャージしてポイントを貯めているものです。
鹿児島中央駅へ。仙巌園は「行きはバス・帰りは電車」が正解
11時00分発のホテルの無料連絡バスで鹿児島中央駅へ(約27分)。駅に着いてまず、コインロッカーに荷物を預けました(700円・ICOCA対応)。
仙巌園まではバスで行くか電車で行くか迷い、案内所の方に聞いたところ「早いので電車がおすすめ」とのこと。ただ、西郷隆盛像などの市内名所をまだ見ていなかったので、行きはあえて観光地を巡る「カゴシマシティビュー」を選びました。市内の主要観光スポットを巡る周遊バスです。
カゴシマシティビューのパンプレット・TAKE FREEこれが大正解でした。1回1人230円ととても安く、車内の案内を聞きながら市内の観光スポットを車窓から一通り眺められます。鹿児島中央駅から仙巌園までは時刻表上で約49分と電車よりだいぶ長いですが、鹿児島観光が初めての方にはぜひおすすめしたいルートです。
1周で80分とパンフレットには書かれてました。1周するのもいいですね。
先に結論を書いておくと、帰りに使ったJRは仙巌園駅から鹿児島中央駅までわずか7分・240円。「行きはバスで観光気分、帰りは電車でさっと戻る」の組み合わせが個人的なベストでした。
仙巌園を4時間10分かけて歩き尽くした
12時45分、仙巌園に到着。前日までの雨から一転、ものすごい暑さで、着いたとたんに喉が渇いてペットボトルのお茶を買いました(結局この日、園内外で合計3本・428円分買いました。D払いとICOCAで支払い)。
入園料は券売機で1人1,600円(御殿・尚古集成館込み)。チケットは何か写真入りのものが出てくるのかと期待していたら、ただの紙に文字が印刷されているだけでした。これならWebで買えばよかったと思います(Web前売やアプリなら100円安い1,500円でした)。チケット売り場は全く混んでおらず、すぐに入れました。
入口の印象に騙されてはいけない。とにかく広い
入口からの第一印象は「あれ、そんなに広くないんじゃないの?」でした。ところがどっこい、めちゃめちゃ広い。まんべんなく歩こうと思うと、かなりの体力と時間を使う場所でした。私たちの滞在時間は、実測で4時間10分です。(尚古集成館見学も含め休み休みの時間。)
まずは反射炉跡と、山神・水神をおまつりした一角にお参りし、お店が並ぶエリアを通って正面の門へ。(入口周辺にある鶴嶺神社は、仙巌園の中ではなく、園に隣接した外側にあります。)「仙巌園」の標識のところでは、記念撮影をしている人がたくさんいました。
名勝 仙巌園」の標識と桜島御殿前の庭と、勝海舟ゆかりの場所
御殿の中は後回しにして、まず御殿前の庭をぐるっと回りました。庭には望嶽楼(ぼうがくろう)という四阿があり、勝海舟が第28代藩主・島津斉彬と対面し、会談を行った歴史的場所であるという。
個人的には日差しがきつく中で涼みたかった。
望嶽楼(ぼうがくろう)桜島展望ポイントは遠いけれど、頑張って行く価値あり
さらに奥へ進むと桜島展望ポイントがあります。ここが思った以上に遠く、日差しも強烈で、日傘を持ってきていなかったらとてもつらかったと思います。
しかし、展望ポイントからの眺めは電車も山も錦江湾も見渡せるなかなかの絶景です。ここまで来ずに御殿周りのみで引き返してしまう人も多いのですが、それは本当にもったいない。少し疲れても、ここまで頑張って歩く価値は十分にあります。
桜島展望ポイントから。手前に線路、奥に錦江湾と桜島山の上の庭・竹林・猫神社
迷いに迷った末、階段を上って山の上の庭まで行きました。とてもきつかったです。上には、昔の雅な「曲水の宴」を催した川がありました。
さらに歩くと竹林があり、ここは日陰で休めたので、しばらく椅子に座って水を飲みながら休憩しました。奥に進むと猫神社があってお参りし、ししおどしも眺めました。猫神社には猫の像が何匹かいて、なんだかホッとするというか、和みました。この神社は、17代島津義弘が朝鮮出兵の際に連れて行った7匹の猫のうち、生きて帰った2匹を祀ったものだそうです(猫の瞳孔の開き具合で時刻を計る「猫の眼時計」に使ったのだとか)。猫好きにはたまらないスポットです。
正直に白状すると、私は貧弱なので、山を登った後に足がつってちょっとつらかったです。足の悪い方には、上のエリアはきついと思います。
普段あまりしっかり歩かない方は、私のように途中で足がつってしまうかもしれません。心配な方は、足のつり(こむら返り)に定評のあるツムラの漢方薬「68番(芍薬甘草湯)」を持っていくと安心です。飲んですぐに効くタイプなので、旅行のお守りとして1包バッグに入れておくと、いざというときに助かります。
御殿見学|島津忠義公の部屋が一番良かった
最後に御殿へ。特に追加料金を求められることはなく、靴を脱いで上がります。お茶菓子のサービスは、見た限りではありませんでした。
御殿から見えるの庭園と桜島。仙巌園を代表する眺め
御殿内の中庭。花菖蒲が咲いていた御殿の中には、金地に鶴が舞う華やかな障壁画(襖絵)などもあり、部屋ごとに見ごたえがありました。
御殿の襖絵。金地に鶴が描かれた華やかな障壁画みんなが写真を撮っている定番スポットも良かったのですが、私が個人的に一番良かったのは、島津家29代・忠義公が一日の大半を過ごしたと言われる部屋です。テーブルが置いてあって実際に座れるようになっており、「忠義さんはこの景色を見ていたんだなあ」と思いながら庭を眺める時間は格別でした。もちろん景色そのものも美しかったです。行かれた際には、ぜひ同じように座ってみてください。
忠義公の部屋。黒いテーブル越しに庭と桜島を望む尚古集成館はセット券でのんびり見学
仙巌園のチケットに尚古集成館のチケットも付いていたので、そちらへも行きました。こちらは人が少なく、自分のペースでのんびり見られます。座るスペースもあったので、休みも兼ねて見学しました。
仙厳園にはいろいろお店があって食べようかとも思ったのですが、もう疲れて食べる気力がなく、朝ごはんもたくさん食べていたので、結局ペットボトルの飲料だけで過ごしました。
仙巌園に持って行くべきもの
がっつり回るなら、とにかく歩きます。実際に行って感じた必需品はこの3つ、それに「あると安心」をもう1つです。
- 歩きやすい靴
坂・階段の連続です - 日傘(なければ帽子)
日差しが本当につらい。日陰の少ない区間が長いです。
私が持って行ったのは重さ約137gの軽量な晴雨兼用日傘(モンベルのトラベル2-Wayアンブレラ50)で、バッグに入れても負担にならず、体力を温存したい旅行には本当に助かりました。
しかもこれは晴雨兼用なので、雨だった1〜2日目は雨傘として、晴れた最終日は日傘として使え、この旅行中ずっと手放せませんでした。天気が読めない旅行こそ、1本で兼用できる軽い傘が効きます - 飲み物
熱中症・脱水予防に必須。園内に自販機はありますし、入園前にも自販機がたくさん並んだ小屋のような場所があるので、そこで買っていくのもおすすめです。 - ツムラ68番(芍薬甘草湯)
※あると安心: 普段あまり歩かない方は、足のつり対策に1包お守り代わりに
帰りはJR仙巌園駅から電車でわずか7分
帰りは仙巌園駅から電車で鹿児島中央駅へ。行きのバスは約49分でしたが、電車はわずか7分ほど、240円です。
仙巌園駅は無人駅で、切符の買い方にちょっと迷いました。結局、券売機でICOCA(の残高)を使って紙の切符を購入しました。利用する人はとても多く、ホームはごった返していましたが、駅から見える桜島や錦江湾の景色はとても綺麗でした。
仙巌園駅で。JRの電車越しに桜島と錦江湾電車はとてもよく揺れました。鹿児島には車内で食事を楽しめる観光列車もあるはずですが、「この揺れに耐えながら食事ができるのだろうか」と思うほどでした。
とんかつ川久で旅の締め
鹿児島中央駅に着いて、最後の食事はとんかつの名店・川久へ。並ぶことなく入れましたが、テーブル席は埋まっていて座敷席になり、向かい合わせには知らない方が座る相席スタイルでした。すぐに満席になるのは流石の人気店と実感しました。
注文したのは上ヒレかつ(200g)、1人前1,800円(2026年6月時点)。断面がちょっとピンクっぽくて「大丈夫かな」と思いながら食べたら、とても柔らかくてめちゃくちゃ美味しかったです(断面の写真を撮り忘れたのが心残りです)。支払いはクレジットカード不可の現金のみでした。
上ヒレかつ定食。ごはん・味噌汁・3種のタレありそして後から、1日目に観光案内所でもらった紙の中に「コロッケ1つサービス」のクーポンがここで使えたことが判明。とても悔しかったです。観光案内所のクーポンは、もらったらすぐ中身を確認しましょう。
新幹線で帰路へ
とんかつの後はお土産を買い、新幹線の改札内に入ってシアトルズベストコーヒー(新幹線鹿児島中央駅店)でカプチーノ(トールサイズ)を飲みました。1杯490円です。改札を入ってすぐの場所にあり、待合スペースも兼ねていて便利でした。
新幹線は停車駅の少ないタイプと多いタイプがあり、安い方を選択。「九州ネットきっぷ」だと安いので、ネットで予約して駅の券売機で紙の切符を受け取りました。福岡方面の自宅最寄り駅まで、2人で22,700円です。ネット予約から券売機での受け取りまで、ちゃんと発券されるか少し不安でしたが、無事に受け取れました。
鹿児島3日間を振り返って
鹿児島の3日間を振り返って思うのは、まず料理がとても美味しく、そして何より安いこと。特に焼酎は異常に安いと思いました。まだまだ食べていないグルメがたくさんあるので、また行きたいです。
心残りは天気です。雨で開聞岳は裾野しか見えませんでしたが、たまて箱温泉自体はとても良かったので、ぜひリベンジしたいと思います。これから行く方へのアドバイスとしては、指宿方面は日帰りにせず、そのまま指宿に泊まった方がいろいろ楽だと思います。
もうひとつ印象的だったのが、鹿児島の人と街です。旅行の前日ごろに桜島が噴火して灰がすごかったと聞いていたのに、汚れている車は3日間でほぼ1台しか見かけず、道路もそれほど汚れていなくて、とても感心しました。路面電車の乗り方などを地元の方に聞いたときも、親切丁寧に教えてくれて、優しいなあと思いました。
| スポット名 | ポイント | 費用 |
| コインロッカー(鹿児島中央駅) | ICOCA対応 | 700円 |
| カゴシマシティビュー(駅→仙巌園) | 約49分。案内付きで観光気分。初鹿児島ならおすすめ | 460円(二人分) |
| 仙巌園+尚古集成館 | 滞在実測4時間10分。桜島展望ポイントまで行くべし | 3,200円(二人分) |
| 園内外の飲み物 | 6月でも暑さ対策必須。3本買った | 428円 |
| JR(仙巌園駅→鹿児島中央駅) | わずか9分。帰りはこちらが正解 | 480円(二人分) |
| とんかつ川久(上ヒレかつ200g×2) | 柔らかくて絶品。現金のみ・クーポン要チェック | 3,600円(二人分) |
| 駅カフェ(カプチーノ トール) | 新幹線改札内でひと休み。 | 1杯490円 |
| 新幹線(帰路) | 九州ネットきっぷでお得に。券売機で受け取り | 22,700円(2人分) |
| 城山ホテル精算(2日目宿泊分・当日その場で支払った額) | 宿泊割20%+西郷どんクーポン適用後、ギフト券+ICOCAで支払い。領収書額38,250円。詳細は本文 | 14,250円 |
これで鹿児島旅行記は完結です。1日目(天文館グルメ)、2日目(たまて箱温泉)もあわせてどうぞ。